2020/09/07

企業版ふるさと納税で資金調達 兵庫県、北条鉄道の挑戦

兵庫県の北条鉄道が、企業版ふるさと納税を活用して列車の行き違い設備を作り、沿線住民の利便性を高めています。

新型コロナウイルス感染症の拡大による観光客の減少や、それ以前からの少子高齢化の影響を受けて、ローカル鉄道では利用者が激減しています。一方、地元住民にとっては地方都市への通勤・通学のための重要な足であり、潜在的需要は決して少なくありません。

兵庫県の第三セクターである北条鉄道は、これまで全線が単線であったために運行本数を増やせませんでした。しかし、企業版ふるさと納税によって加西市が約6200万円の資金を調達したことで、法華口駅に列車の行き違い設備を作ることが可能となり、9月1日に運転本数を増やすダイヤ改正が実施されます。これまで平日は1日17便の運行だったのが、朝夕を中心に5往復が増発されるとのことです。

こちらの活用事例は以下のオンライン記事にて紹介されました。

紹介記事:
2020年8月10日, YAHOO!JAPANニュース, “企業版ふるさと納税で資金調達 兵庫の三セク・北条鉄道の挑戦”
https://news.yahoo.co.jp/articles/fdc511e8c61295ce0e1ab2eefabc1bb07c001152(2020年8月28日閲覧)

このように企業版ふるさと納税を活用すると、資金が潤沢でない企業や自治体でも、多額の初期投資が必要となるハード面でのサービス向上が可能になります。

制度活用にご関心のある企業及び自治体の皆様で無料相談をご希望の場合は、以下のお問い合わせフォームよりご連絡ください。

お問い合わせフォーム:https://kifu.rcf311.com/contact/

(参考)内閣府地方創生推進事務局「企業版ふるさと納税活用事例集:https://www.kantei.go.jp/jp/singi/tiiki/tiikisaisei/portal/pdf/h31kigyojirei.pdf

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